2019年04月一覧

吉祥寺だけが住みたい街ですか

なんだか日常に疲れてしまった時に無性に読みたくなる漫画です。少女漫画のスタイルにしては珍しく、主人公の双子の不動産屋が、日常に満足できずに訪れるお客さんに、その人にあった物件を紹介していく。毎回その流れの繰り返しなのですが、そこに出てくるお客さんの悩みが誰もが感じる心の葛藤や行き詰ってしまった日常なのです。

登場人物と同じ経験はしていなくても、同じ感情を彷彿とさせる読者は沢山いると思います。その登場人物達が主人公の双子に家だけではなく町も紹介してもらい、本当に自分にあった場所を発見して心のモヤモヤを晴らしていく姿は読んでいても爽快です。

また、この漫画の面白い所は、出てくる物件や紹介されるお店が全て現実に実在しているという事です。普段は知る事の無かった馴染みのない場所が毎回本当に魅力的に描かれていて、その場所に行ってみたくなりますし、自分も引っ越しする時は家だけでなく町にも魅力を感じる場所を探さないとと気付かされました。

少女漫画にありがちな現実には起こらないファンタジーなお話ではなく、自分にも経験がある現実の世界とすごく近いお話なので、読んでいても凄く元気がもらえる作品です。おすすめ⇒ガリガリ娘拾ったら|漫画が読めるサイト


上野さんは不器用

主人公の上野さんは、中学3年生にして科学部の部長の女の子。中学生とは思えない数々の発明品を作り出す、まるでド●えもんかと見まがうばかりの天才的な頭脳の持ち主。しかしその発明の器用さとは対照的に、不器用なのは恋に対して。後輩の科学部員・2年生の田中君に思いを寄せる彼女は、先の数々の発明品を用いて毎回田中君が自分に興味を持ってくれるように仕向けようと様々な策を仕掛けて行きます。同じく後輩で1年生女子部員の山下さんを時にはそのけなげな乙女心で、時にはお金で買収して自分の策略に協力させます。

その上で人一倍恥ずかしがり屋の上野さんは、どこかずれた・倒錯した自身の欲望から、天然・爽やかキャラの田中君との物理的な接触を狙い、田中君を振り向かせようと悪戦苦闘するほのぼのラブコメディとなっています。肝心の田中君は超のつく天然キャラで、そんな上野さんの遠回しなアプローチ・気持ちははいつも空振りに終わってしまいます。態度と気持ちが裏腹な上野さんにキュンとさせられる作品です。>>>>>みすずの部屋引きこもり