動物のお医者さん

この漫画の影響で北大(北海道大学)の受験者数が増加した、なんて事もあったようですね。大体コメディ、たまに感動くらいの作品でしたが、少年漫画のギャグ漫画はハイテンションなのが多いのに較べてこれは全体的にテンション低めで独特のノリがありましたね。主人公ハム輝の妙に落ち着き払った仙人のような雰囲気好きでした。友人の二階堂、ネズミ嫌いで可愛そうな目にあわされる事の多い役どころでした。ハム輝がネズミの回し者と勘違いして一人奮闘、でも最終的に負けてしまったりね。特に印象強いのが、獣医の実習先を自分で見つけようとしてようやく見つけた途端、そこの先生は過労で倒れ、野戦病院さながらとなる回は未だに覚えてますね。お客さん同士で協力しながら乗り切っていくのが軽く感動物でした。恋愛描写がほぼ0で男でも読みやすかったですね。唯一恋愛ものっぽかったのは、研究員の菱沼さんが高校生に好かれる話がありましたね。年下はダメか?と聞かれてダメじゃないけど札幌オリンピックくらいは知ってないと……と言われて振られたのでした。あれは哀愁を感じましたねぇ。人間の話ばかりでしたが、動物が主役ですよね。チョビも可愛かったし、犬ゾリの話とかもよかった。動物好きの聖典と言っても過言じゃないかな?>>>>>ヨールキパールキ


ALLOUT

この漫画は、高校生がラグビーに打ち込む様子が描かれている漫画です。私自身、高校時代にラグビー部に所属していたため、親近感がありました。身長にコンプレックスを抱いている者、億劫な心を何とかしたい者、様々な人がラグビーに魅力を感じてプレーをしています。ラグビーは、一つのチームで15人で試合をすると30人がフィールドの中にいるという事になり、全てのスポーツの中で一番人数が多いという事になります。その中で、体の強さを生かした選手もいれば足の速さを生かした選手もいました。そして全ての選手には共通点があります。それは、チーププレーを生かそうという志です。高校生は、まだ精神的に未熟ですが、スポーツになれば話は別人になります。この漫画も同じように「振る舞いが高校生みたい」と感じました。スポーツ漫画といえば、野球やサッカーが多いですが、ラグビーはマイナースポーツなため、漫画は少ないです。「ALLOUT」は、貴重な漫画とも言えます。>>>>>絡みつく視線


金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿

あの時あの裏では犯人がこんなこと考えながら犯行を行っていた…!「金田一少年の事件簿」の名事件の中の犯人にフューチャーした本作品では、殺人事件というシリアスな状況ながらも、時に犯人があまりに情けなく、むちゃくちゃなトリックを一生懸命に実行している様子がコミカルに描かれており、ついつい笑ってしまいます。原作でははじめちゃんの推理に「なるほどね」と唸らせられたはずの犯行シーンも、「犯人たちの事件簿」を読むと「なんかものすごいことしてない?こんなのありえる?確かによく考えたらおかしいぞ!?」と手のひら返しの総ツッコミを入れてしまいたくなるほどです。絶対に許されない殺人という罪を犯した残酷な人物であるはずなのに、読み進めていくうちにそんな犯人を愛おしく思い、「はじめちゃんからどうか逃げてくれ…!」と同情の思いで応援してしまうこともあります。原作のさとうふみや先生の絵柄に寄せて描かれているので、原作ファンも抵抗無く読むことができるところもポイントです。